昼まで寝て起きてぼ〜とする。
夕方近くになって慌てて出かける。
もっと遠くだと思っていた。
花も供え物もなし、身一つ。
夕暮れの山門と誰もいない墓地。
いってなにがどうなるものでもない。
なにかが整理されるものでもない。
ぼーと線香が燃え尽きるのをみつつ
あの世というところにいっても、忙しそうに思えるなあと考えていた。
それほどまでに、ゆっくりすることとは縁遠い人だった。
死んでも、さらに何かスケールアップして飛び回っているイメージだ。
いそがしそうですね、と挨拶しにいったようなものか。
帰りに京都で降りて買い物する。
骨付き羊を買う。
ハムを買う。
チーズを買う。
明日は仕事。
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